「ウサギの生態」の記事一覧

複数飼育

「野生のアナウサギは集団で生活しているのだから、その血を引くペットウサギも、複数で飼育したほうがよいのでは?ウサギは孤独に弱い生きものだから、仲間がいた方が幸せなのでは?」 ――こうした考え方は、ウサギを販売する業者や、・・・

マーキングをやめた

今日来院した、6歳オスのネザーランドドワーフ。 飼主さんによると、最近同居していたデグーがいなくなったことで、彼はマーキングをしなくなったそうだ。飼主さんは亡くなったデグーを悲しんでいるが、彼にとっては、自分のテリトリー・・・

ウサギは利己的な動物?

ウサギを溺愛する飼主さんたちを見て、焼き餅を焼いて言うわけではありませんが、その過剰な溺愛ぶりに少しばかり反発して「ウサギは利己的な動物なんだよ」と、言ってしまうことがあります。 その理由を理屈立てて考えてみましょう。 ・・・

コントロール下に置く時間

愛兎をコントロールして主従関係を築いたとして、一体どれくらいの時間、彼らは飼主さんに従ってくれるでしょうか? 例えば、換毛期のブラッシングや、病気時の投薬、強制給餌といった場面を考えてみましょう。 ウサギはもともと警戒心・・・

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち

『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』は、イギリスの作家リチャード・アダムズによる児童文学で、1973年にカーネギー賞とガーディアン賞をダブル受賞した傑作です。 しかし、日本では長らく絶版状態が続き、入手は古本市場を探・・・

そういえば、昨日は久しぶりに

鳴き叫ぶウサギが来院しました。 初診の患者さんでしたから、当院や私に対する恐怖心はMAXだったでしょう。さらに、私は病み上がりで「覇気」がなく、いつもより隙があったせいか、ウサギからすると「いけるかも?」と思えたのかもし・・・

早くできるようにならないと、うちの子になっちゃうよ

ウサギのコントロールによる主従関係の構築に始まり、必要に応じて投薬法や強制給餌法を教えています。 これらの技術は、できるだけ早く習得することが重要です。厳密に言えば、失敗は許されません。なぜなら、失敗を重ねるほど、ウサギ・・・

一緒のキャリーに入れることで

メイ&小麦 それぞれ別々のキャリーに入れて来院していた時期、帰宅後は毎回喧嘩ばかりしていた。「お前のせいで嫌な思いをしたんだ!」と、お互いに勝手な思い込みで八つ当たりしていたのかもしれない。 ところが、一緒のキャリーで来・・・

ウサギを旅行に連れて行く?

ある飼主さんから、こんな質問がありました。 「うちのウサギ、車に乗せて旅行に連れて行こうと思ってるんだけど……」 う~ん。個人的にはおすすめできません。 日本の法律では、自動車で動物を乗せて移動する際、安全運転を妨げない・・・

和やかスタートだったのに

小難しい話が続いたので、和やかな話をひとつ。 ルアちゃんは年齢不明の保護ウサギ。半年前に譲渡され、現在の飼主さんが当院に連れてきてくれた。 今日で4回目の来院ですが、見てください、この落ち着いた穏やかな表情。初診時に教え・・・

サブコンテンツ

このページの先頭へ