DUNE/デューン 砂の惑星
20作目
2021年アメリカ製作のSF作品。
何も予備知識なしに鑑賞すると「スター・ウォーズ」や「風の谷のナウシカ」の世界観、「ライオンキング」に通じるストーリーを感じる作品だが、原作が1965年に発表されたSF小説だから、これこそがそれらの元ネタである。
先日のアカデミー賞で最多6部門(撮影賞・視覚効果賞・作曲賞・音響賞・編集賞・美術賞)を受賞したことからもわかるが、2時間半、視覚音響共全く飽きがない力作。
それ故相当製作費がかかっているのか、2部作なのにそれが前面に出されることなく、後編製作に当たって独立契約交渉されていたらしい、要は本作がコケたらナシよだった。
日本では大してヒットしなかったようだが(小説を知らぬ者には上述映画の模倣と思われたか? こっちがオリジナルなのに)、世界的には収益をもたらし、アカデミー賞でも権威付いたので、愛でたく後編は来年の10月公開予定。
多分後編はナウシカ色が強くなると予想。
最後に私的発見?
悪ボス、ウラディミール・ハルコンネン男爵の登場シーンは、「地獄の黙示録」のウォルター・E・カーツ大佐だ。