200%の真実

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確執のあった相手、日明兄さんからの言葉は様々な紙面で読む事ができるが、安生選手本人の言い分は本誌で初めて明かされた。

互いの言葉を聞いて初めて全体像が分かるもの。
単純な善悪二元論で語れないのが大人の世界。
好きなのは日明兄さんだが、安生選手の言い分も十分理解できる。
安生選手は団体を守る為、様々な負担と責任を負わされていたと分かる。
決して自分が望んだ立場でなく、本当はいぶし銀を目指していたのに、自己主張の激しい集団の方向性を決めてしまうキーパーソンになってしまった悲劇。
本人にとっては大変な立場だったろうが、なんとなく熱湯風呂の上島竜兵のような選手人生で笑えてしまう。

所属選手が観客の目を客観視できたら第2次UWFは分裂しなかった。
しかし分裂して互いに競い合ったからこそ、その後の総合格闘技ブームが到来した。
場外乱闘すら楽しませてもらったファンの身からすれば、十分満足で感謝です。

安生選手、30年間お疲れさまでした。

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