談志が死んだ

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亡くなってから4年以上経ち、本作品が刊行されたのも3年以上前。
当時は書店に乱立した談志本から、本書をチョイスできずに今に至り、昨日手元に届くと同時に読み上げた。

老人性うつ、認知症・・・天才と言われた人物でも、老いて、末期になると、周りの人間に残酷な現実を見せるもの。
40年近く教えを受けた師匠から、突然の破門宣告、それも理由なき。
被害妄想の塊と化した老人への対応、似たような状況を今まさに体験している自分は、身につまされる思いで読んだ。

もう一つ本書で知ったのは、談志師匠の芸術スタイルの変遷。
作品派と己派の芝浜を観比べてみたい。
多分、落語より談志が好きな私は、後者を好むのだと思う。

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