血圧と悪玉コレステロール

先日行った人間ドッグ。
30代からずっと年1回続けているので、各検査値の変化と自分の加齢がリンクしているのが、当たり前だけど興味深い。

50過ぎた辺りから、血圧と悪玉コレステロール(LDL)を指摘され、やたら医師から薬の服用を勧められるが、私的に考えがあって逆らっている。

現在、血圧は上が130以上になると安静時に再測定を指示され、それでも数値が下がらなければ高血圧のレッテル貼られるが、これは超肥満体率の高いアメリカの心臓学会が定めた基準値だ。
欧米賛美主義の弊害だろうが、私的にはそれ以前に定められていた「年齢+90」の方が、加齢変化に順応し、日本人により適した基準だと思っている。
実は年齢的に高くもない血圧を無理に薬で下げようものなら、脳の血流障害を生じ、認知症になり易くなるのでは?と考えている。

LDLの基準値も前述と同様、アメリカ基準で日本人の食性や標準体型を考慮していない。
加えて最新の研究では、心筋梗塞など心臓血管障害の直接の原因は、LDL値が高いことではなく、血管組織の炎症であることがわかってきた。
更には、その炎症を修復するためにはLDLが必要であり、その要請に応じて増えていると考えが改められている。
私的に信頼を寄せている岐阜大学の犬房教授も、組織の炎症は酸化ストレスによって起きることを提唱しており、LDL単独ではなく酸化+LDLが血栓と動脈硬化を作ると説明している。
どちらにせよ、いまだLDLに悪者のレッテル貼りするのは時代遅れなのでは?

では何故に医者は、斯様にアホの私でもできた認識のアップデートが不可なのか?
そりゃ、あれですがな、認識改めたら血圧とコレステロールの薬が売れなくなりますがな。
製薬会社が潤ったあと、権威ある学会が号令発しない限り、個々で判断して患者を指導するなんて無理?

コロナやワクチンに対する考え方とも共通するが、自分は天の邪鬼なので、上から言われることを素直には受け止められない。
先ずは疑って、自分で調べて、考えて、自分で判断を下す。
その方が納得できて悔いが無い。

疑問に思ったら声を上げずにはいられない。
軋轢を生んでも構わない。
大人なら、その勇気があって当たり前。

つい3年前まで、そういう心持が多数派だと思っていた。

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