午後の休診時間、床屋で・・・

「床屋」というワードは放送業界で禁止用語になっているそうだが、私的には理容室なんて柄じゃなくて小っ恥ずかしいから、敢えて「床屋」と書かせてもらう。

午後の休診時間、自転車で近所の行きつけの床屋へ。
グッドタイミングで直ぐにカットを始めて頂いたが、この店、知る人ぞ知る高度な技術と丁寧な仕事が評判の店で、直ぐ待合に次の方が2人たまった。
その待合の年配紳士が、なんだか一旦外に出て再び戻ってきたかと思ったら、皆に缶コーヒーを配りだした。
待合だけじゃなく、店長や散髪中の私にまでも、店内の全員の人物に対して。

世知辛くせっかちな世の中、待たされることは誰しも苦痛だ。
私など、どんなに美味いと評判の店だろうと、絶対に行列には並ばない主義だし、なんなら並んでいる人たちを蔑むほど、時間を浪費することが嫌いだ。
だからこの店に来るときは、前もって待つことを想定して、その時間を有意義に過ごすため本持参で行く。
そんな忍耐を必要とする場で、己のリフレッシュ(コーヒーを飲む)だけでなく、周りに対してもサラッと気遣いし、一瞬でその場の雰囲気を一転させた紳士の行動。

カッコええな〜
自分もあんなオッサンにならないとな〜
とつくづく感心した出来事でした。

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

カレンダー

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

このページの先頭へ