ヴァチカンのエクソシスト

13作目

最高気温35℃の休日初日、エアコン効かせてステイホームしようか、いや、思い切って出かけることに。

名古屋のミッドランド2へ。
目的はラッセル・クロウ主演の「ヴァチカンのエクソシスト」
昔、彼に似ているとお世辞で言われてから、勝手に親近感抱いてクロウの作品は観続けているので。

2023年アメリカ製作のホラー作品。

本作は実在したエクソシスト ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録「エクソシストは語る」を基にしている。
本人が語る悪魔祓いの通算回数が2000年10月に5万回、2010年3月には7万回、2013年5月には16万回と、ヒクソン・グレイシーも真っ青なその盛り様は、私に原作本を入手して読む気を失せさせた。
しかし、そのユーモア好きで破天荒故、教会組織から逸れ者の烙印を押されながらも、実力は教皇(最高位の聖職者)からのお墨付きと信頼を得ていた、まるで007のジェームズ・ボンド、MIBのK(トミー・リー・ジョーンズ)のような魅力的キャラには、”なんちゃって” 獣医師を自ら名乗り所属組織から爪弾き状態、ただ実力だけが伴わない私にしたら、同調できそうでできない歯痒さしかない。

肝心のストーリーはジャンプスケア(ギョッとして跳び上がる恐怖)はないが、登場人物全てに訳ありの過去を持たせ、その弱みを悪魔が突いてくるという、ある意味そっちの方がじわっと数倍怖い話になっている。

実際現場の98%は精神医療を必要とする人間相手であり、アモルト親父は医者のライセンスは持たないが、悪魔祓いという儀式で彼等の心を癒やしてきた。
しかし残りの2%に関しては、悪魔の存在無しには説明できない恐怖の事象だったと。
今後もそこを膨らませて、続編・シリーズ化期待の作品でした。

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