フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで

インタビュー形式で構成されたプロレスラー・ケンドー・カシンの自伝。
ケンドー・カシンといえば飛びつき腕十字

と、一匹狼で思ったことをズケズケ言ってしまう性格、同期の中西学や永田裕志を小馬鹿にする印象。
そのイメージを崩すことない話のなかに、所々カシン視点の興味深いエピソードや考え方を読むことができる。

ひょうひょうとしながらも、アントニオ猪木に翻弄されながら、苦労多きプロレスラーとしての25年だったと思う。
自ら志願したわけでもないのに、総合格闘技の世界に足を踏み入れてしまったのが、彼の最も大きな苦労のもとになったであろうに、そこで結果が出せたことは本当に良かったし、それが現在も生き残る術にもなった。

プロフィールによれば、私と同じ1968年生まれ、私の獣医師人生と彼のプロレス人生の長さも同じ。
人間、一つの世界で25年も頑張ってれば、いろいろ苦労して円熟するもんだよな、とつくづく思う。

プロレスは1000試合やってやっと一人前なんだとか。
獣医師は、何やって一人前?
25年経っても半人前の私にはわかりません。

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