ウィリアム・ハート死去

最近ではマーベル作品のロス長官役で観るくらいだったが、彼の最も印象に残る作品は1986年の「愛は静けさの中に」だ。

このとき彼は36歳、相手のマーリー・マトリンは本作が映画デビューの21歳で、役柄と同じく聴覚障害者。
本作は作品、主演男優、主演女優、助演女優、脚本、アカデミー賞5部門ノミネートされ、マトリンが史上最年少でアカデミー主演女優賞を受賞した。

学生のころ映画館で鑑賞し、プールサイドで告白されたヒロインの表情に、心を鷲掴みにされた記憶が蘇りました(予告編の25秒あたり)。
あの頃は情報も少ないので、本作を機に2人が交際したこと、2年で破局、後日マトリンがDVを告白。。。なんて流れは知る由もなし、フィクションに単純に感化される未熟な若者でした。
何年か後、似たような状況に身を投じたとき、この作品を思い出して意気込んだのに、純真を貫くことができず、自分の駄目さ加減を思い知った。
今に至ってはすっかり汚いオッサンになってしまった。

71歳かぁ。。。
R.I.P.

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