はかせのはなし

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たけし軍団・浅草キッドの水道橋博士の「藝人春秋」以来4年ぶりの新刊。

本屋で表紙に目が止まり、てっきり子煩悩で何に対しても凝り性な著者の、マニアックな子育て論なんだろうと予想して買ったは良いが、読んでみたら予想が外れました。

本書は2009〜14年まで東京都が発行したタブロイド紙「広報東京都」に連載されたコラムに、今年分を加筆したもの。
だから東京見所案内な内容が多く、著者の文体が三島由紀夫に似ているからと、ベタ誉めして連載依頼した当時の石原都知事でさえ、都の出版物だから行儀良い文章しか書かないと不満を垂れる始末の、それまでの著者の作品とは異なる文体になっている。

結果、サラサラっと流し読みするに至ったが、著者の3人の子供に関する記述は、偶然同じ数だけ子を持つ身、ほんわか温かい気分に包まれました。

また、博士が気になる書籍の紹介もされていて、4冊ほど読んでみたくなりました。
あー、読まないといけない本が更に増える・・・

加えて本書には、著者が編集長を務めるメルマガ「水道橋博士のメルマ旬報」の紹介もされており、これがメルマガ史上最大、20人以上の執筆陣による連載で、毎号文字数にして20万字以上の活字が一気に届くらしい。
興味はあれど、さすがにこれに付き合ってしまうと、本業に支障をきたすので諦めました。

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