飼主さん自作靴下
大吾郎ちゃんは昨年末に脊椎を損傷して、後肢が不自由になってしまいました。
損傷後しばらくして床ずれが醜くなり、治療が必要になり来院されました。
薬を処方するとと同時に、自宅での介護法を一通りアドバイスして、少しずつ快適な生活を取り戻した大吾郎ちゃん。
今日の再診では、飼主自作の靴下を履いていました。
靴下の下には丁寧に包帯が巻かれていました。
2日ごとに巻き直しているそうです。
このような処置は、包帯を締めすぎて肢先が鬱血したり、湿気から感染が悪化したり、ウサギが布を食べてしまったり、トラブル発生が多く、安全に維持することが困難なので、飼主さんにやってもらうことは一般的にしていません。
しかし、患部を診させて頂くと改善傾向がみられ、効果的な処置であることが証明された上、管理も行き届いて現状トラブル発生の危険性は無いようなので、継続してもらうことにしました。
飼主さんの愛情と努力が成せる技だと思いました。
あっぱれです。