飼主さんの功績

一昨日、寝苦しい夜で今季初めてクーラーONして寝た。

そうすると、やはり暑さに上手く適応できなかったウサギが、昨日複数来院した。
午後の診療に初期の腸閉塞が4件。
病状が「初期」であることがキモで、閉塞がスタートしてそれほど時間が経過していないから胃の拡張が軽度、経鼻カテーテルによる胃の減圧処置は必要なかった。
注射治療をして一旦帰ってもらい、慣れた環境で閉塞部が流れるよう頑張ってもらう。

次日、即ち今日、4件とも再診してもらい経過を確認するのだが、その結果次第で最悪4件も経鼻カテーテルによる減圧処置(これ結構しんどい)するのかと思うと、スタッフ共々戦々恐々だった。
しかし結果は4匹全て回復して、明け方から餌を食べ出してくれた。
もちろん胃の拡張も治って、あとは数日間内服薬にて再発防ぎながら順調に腸を動かしてもらう。

この病気、何故か癖になるようで、忘れた頃に再発するから、飼主さんに以降の飼育・健康チェックポイントを詳しく説明する、今日は4件、同じ説明を4回だ、これってなかなか面倒なのわかってもらえます?
それでも説明している間、元気に足ダンして帰りたがるウサギもいるから嬉しくて、煩わしさは消えてなくなる。

斯様に朝から危険度の高い処置が4件も連続するところでしたが、病気を早期発見してくれた飼主さんたちのお陰で、全て回避できて私は大変嬉しい。

一番良かったことはウサギが苦しい思いせず、早期に回復できたこと。

それらは全て、愛兎の病気を早期発見し、迅速に来院してくれた飼主さんの功績。

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