目薬について
ペットウサギは飼主の母性本能をくすぐるために、鼻を低く瞳を大きく品種改良されています。
そのような顔立ちで行動すれば、必然的に目に塵を乗せたり傷つけたりする機会が増えます。
ですから日常診療で目を診ることは多く、治療に目薬を多用します。
飼主さんには目薬の差し方を実演し、次の再診日まで1日に何回、継続して差してくださいと説明するのですが、溺愛する愛兎の瞳にオッサンが無造作に目薬差す様子を初めて見て、幾分ショックなのかなんなのか、説明自体頭に入っていない方が多いです。
私が愛兎の瞼を持ち上げると、瞳がこぼれ落ちてしまうのではと戦慄の眼差し。
そういうとき私は{ おいおい、この程度で怯えてたらウサギなんて飼えないよ }と思いながら飼主さんをじっと見ます。
目薬は1回に1滴で十分です。
愛兎の大きな瞳にも、1滴で全体に行き渡ります。
2種類の目薬を続けて差す場合は、最初の目薬が浸透するように、5分間空けてから次の目薬を差してください。。。ということは、せっかく安くない目薬ご購入頂いたのだから、最大限の治療効果発揮して、1日でも早く愛兎の目を治してもらうため、必ず、分かり易く、飼主さんが理解したとその表情伺って確認できるまで説明しています。
そんななか、今日電話で質問がありました。
「目薬2滴差しちゃったけど大丈夫かしら?」
くっそっ!!
そうきたかぁ〜〜あ〜〜ぁ〜〜ん