癌を切除
一口に癌と言っても、その種類も様々、できる場所も様々。
体表にできた場合は、術後容易に観察できるので、見るからに痛々しかったりする。
例えば画像は耳に癌ができた場合。
手術としては姑息的に削り取る方法と、耳ごと切除する方法があり、後の再発を考えて後者を選択した。
ぱっと見可哀想、残酷に見えるが、病理検査によれば極めて再発性の強い癌だったため、この方法は正解だったといえる。
手術から数日後に見ると、その痛々しさも大分薄れます。
もちろん飼主さんと協議の上、手術法を決定するのですが、本件の飼主さんはリテラシーが高く、自らネットで調べ尽くして、迅速に決断してくださった。
そこも命運を分ける大きな要素となります。