口の中は定期的に診ない

当院、臼歯(口内)の処置は基本無麻酔で行なっています。

人間だって歯科医院が好きなヒトはいないでしょう、怖いもの。
まして愛兎ならば、理由もわからず押さえつけられて、無理やり口の中に道具を入れられて、歯を切られるのですから、相当な苦痛と恐怖な筈。

処置後の歯は、以降のウサギ本人の使い方によって、次の限界点、歯が伸びて口内が痛くて食べれなくなる時期は異なります。
定期的に伸びてくるとは限らないのです。
次の処置が1か月後、半年後、1年以上も必要ない子まで様々なのです。

当院では最初の処置後に、次回処置の目安として「ウサギがこういう感じで咀嚼しだしたら連れてきてね」と、関連動画を観せて説明しています。
わざわざ飼主さんに見せるのは、飼主さんに次の来院を決める材料にしてほしいからです。
飼主さんの目で確認し、決めてほしいからなのです。

それを「食べ難いのか、痛いのか、わからないけど前回の処置から日数が経ってるので診てください」と言う飼主さんは嫌いです。
口の中を確認するだけで、ウサギは相当な苦痛と恐怖なんですよ。
よくわからない飼主さんが安心したいだけで、ウサギを可哀想な状況にしても良いのですか?
私的には「あんなに分かりやすい動画まで見せて説明した意味は?」と落胆です。

ウサギが食べれているならば、もちろん確認処置を拒否するのですが、なかには「食べてるかどうかもわからない」と言う飼主さんもいるから閉口です。
信じられないけどいるんですよ、そういう飼主さん。

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