反応

Nature’s Communications Biology誌に掲載された最近の研究によれば、イヌは飼主の「赤ちゃん言葉」に積極的に反応する結果が出たという。

赤ちゃん言葉とは、ペットを溺愛する飼主さんがよく発する「〇〇ちゃ〜ん、かわいいでちゅね〜、よちよち」という、あの高く甘ったるい発声のこと。
ヒトの赤ちゃんは生まれるまでの数ヶ月、子宮内で母親の声にさらされているので反応するのはわかるが、イヌはそうでないので、この反応は家畜化によって発達した可能性が示唆されていた。

以降は私の考察。。。

自然界でウサギは、発声によってコミニュケーションを取らず、足ダン等で意志を伝達している。
だから飼主が怒る場合も「こらっ!」と言っても伝わらず、愛兎の目の前で足ダンしたり、テーブルを叩いて破裂音を聞かせる必要があると説明してきた。
しかしウサギも、その歴史は浅くとも野生→家畜化→ペットを経た動物だから、現在は「赤ちゃん言葉」に反応してるんじゃないの?
じゃないと、飼主さんの膝枕でこんなにデレ〜っとしないでしょう(笑)

。。。というようなことを、午前の診療時、私から多くの説教を受けて辟易した飼主の「溜め息」反応をあからさまに聞いたときに思った。
ヒトも興味深い反応をする生きものです。
二度と来ないな、あの飼主さん(笑)
それも一期一会。

(追記)
画像の愛兎膝枕飼主さんは、溜息飼主とは同一人物ではありません。
優秀なウサ飼いさんです。
親バカな飼主さんですが(笑)

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