タックルを素手で応戦
手術をするウサギは一時入院室に入ります。
そこで帰宅するまでに何度か出し入れすることになるのですが、勇敢な個体は扉を開けると凄い勢いで突進してくることがあります。
出し入れは基本的にスタッフの仕事ですが、彼女たちがウサギの闘魂を感じて怯むと、ラスボスである私の出番となります。
幸運にも今まで負け無しで、20年以上防衛を続けております。
スタッフたちには、長年ジムで俊敏性と動体視力を鍛えているからだと話しますが、ちょっと雨降ったり寒くなるとさぼってる実態を知る彼女たちには、オッサンの醜い自慢話にしか聞こえません。
捕まえる際、タオルやネット、刺股? などの道具に頼る方もいるかもしれませんが、私は素手に拘っています。
素早くて骨が脆い彼らの圧や感触を正確に測るには、素手が一番だと思うので。
また道具に頼る捕獲を続けると、その道具を見ただけでウサギが察知し構えだしますから、バレないようにする必要が生じます。
素手で行う場合は、如何に殺気を消してフェイント効かせられるかが勝負です。
彼らに負けないうちは現役生活を続けます。。。と思ってます。