ウサギの尿路結石2
更に次の日、今度は前日の雄ウサギと同等の体格の雌ウサギが食欲不振・元気消失で来院。
腹部を触診したところ力みが診られたので、もしやと思い陰部を確認したら、あと一息というところで結石が見え隠れしていました。
一瞬ウサギには我慢してもらい、麻酔処置もせずその場で軽く摘んだら、ポロっと結石が飛び出てきて勢いよく排尿してくれました。
取り出した結石のサイズを測ると、前日苦労して手術で取り出した結石と同サイズ。
2匹は体格も同じですからほぼ同一条件の結石なのですが、雌雄の差でこれほど状況が変わるものなのです。
もちろん雌といえども毎回今回のように上手くいく保証はありませんので、ウサギの食生活管理で膀胱内に石を溜めないようにすることが大切です。