まさかここまでとは

当院明日(天皇誕生日)明後日(定休日)連休ですから、基本今日は手術を入れない日でした。

しかし昨日、1ヶ月前から食べる量が減ってきてるのに、妙にお腹が出てきたという患者さんが来院、急遽次日(今日)の手術実施となりました。
お腹が出たといってもただの肥満ではなく、逆に頸〜肩〜腰、身体背面の肉が削げ落ち骨張る様は、飼主さんが異変を感じるに十分な異様さでした。
レントゲンとエコー検査で確定診断、飼主さんの決断も迅速で、今日の手術が実現しました。

結果は。。。

術前体重1.8kgが術後1.1kg、差引700gの子宮水腫摘出でした。
元々1.4kgの子でしたから、今にも破裂しそうな子宮水腫抱えながら、実は300gも体重落としていたことになります。

まさかここまでとは。。。摘出子宮を見た飼主さんの驚き。

この子は食欲があっても、大きく膨れ上がった子宮が消化管を圧迫して、満足いくまで食べることができませんでした。
さあ、ここからは一気挽回、しかしあくまでも牧草中心で正常に身体を復活させます。
退院後は牧草の脅威的な食べっぷりを見て、再度飼主さんは目を丸くすることでしょう。

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