マニー
アジア人初、そしてボクシング史上2人目の世界タイトル6階級制覇王者、と称されるが、実際はライトフライ級からスーパーウェルター級の間11階級を渡り歩いた超人、フィリピンの英雄のドキュメント映画。
家族を養うために働き出した貧しい少年時代から始まり、ボクシングとの出会い、年齢を偽り16歳でプロデビュー、大番狂わせの連勝、ボクシングの本場アメリカでの大一番デラホーヤ戦、マルガリート戦で6階級制覇し、マルケスとの第4戦で、前のめりに顔から崩れ落ち失神痙攣した衝撃KO負けの2012年まで、彼のボクサー、フィリピンの英雄、政治家、父親、個人の姿を追う。
アジアで最も成功した人物が、苦悩に直面して、何に頼って再起したのか、非常によく理解できました。
作中でも焦らしに焦らされたメイウェザーとの世紀の一戦は、2015年5月に実現したが、36歳まで傷め続けてきた身体で、全盛期のような動きは望めませんでした。
マルガリート戦の前に実現していれば・・・
勝負であり、興行でもあり、選手生命もあり、対戦相手との駆け引きもあり、思い通りには行かぬ世界です。
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