「ウサギのケガ・病気」の記事一覧

貧血を伴う手術後は

画像のウサギは4歳のメス。 重度の貧血を伴う子宮血腫で、このままでは出血が進み命に関わる状態のため、昨日緊急手術を行いました。そして一夜明け──今朝から見事な食欲。用意した牧草を何杯も平らげてくれています。 私の経験上、・・・

眼瞼腫瘤

ウサギのまぶたにできる腫瘤(しゅりゅう)には、マイボーム腺腫のほか、麦粒腫や乳頭腫など、いくつかのタイプがあります。 画像のような小さな病変は、愛兎の顔をじっくり観察すると見つかることがあります。この程度のものなら、ごく・・・

奇跡のような改善。でも「完治」とは違います

2ヶ月前、胸腺腫と診断されたチップ。胸の中に腫瘍ができ、眼球が突出し、息切れも出ていました。胸の奥で風船が膨らみ、肺を圧迫しているような状態です。 内服治療を始めて数日——腫瘍はみるみる縮小し、眼の突出もおさまり、呼吸も・・・

ベストタイミング

昨年から、臼歯の不正咬合を処置しているロッタちゃん。 ウサギの臼歯は奥まっていて、飼主さんが自宅で確認することは不可能です。だからこそ、「食べ方」「口の動き」「食後の表情」から、小さな違和感を感じ取ってあげる観察力が大切・・・

5歳で起きた

5歳のオス・ネザー。 生まれてからずっと、何の問題もなく元気に暮らしてきた。ところが最近、食べるスピードが遅くなり、一部を残すようになった。 体重は大きく減っていない。お腹を触っても違和感なし。元気もあるし、顔つきだって・・・

本日一番嬉しかったこと

慢性鼻炎で治療に四苦八苦していたライオンラビット。 やっと治療が適応してきたのか、症状が緩和され、体重が増加してきたことを飼主さんの報告で知りました。 慢性鼻炎というのは、字のごとく「慢性的な呼吸困難」を伴う病気。不用意・・・

それでもやる

当院では、すべての麻酔下の処置や手術に対して、必ず事前にレントゲンと血液検査を行っています。 一見、食欲もあり元気そうに見えるウサギでも、これらの検査で異常が見つかることは少なくありません。特にウサギという生き物では、そ・・・

着々と

うっ滞癖が抜けず、1か月前に初診で来院したぷりんちゃん。 触診では盲腸便秘気味だったが、飼育環境、とりわけ飲水様式の見直しによって劇的に改善。今日、元気な姿を見せてくれた。キャリーのスノコも早速設置してくれた。こういう行・・・

嬉しい再診

今年1月末に、初診で臼歯不正咬合の処置をさせていただいた患者さんが、7か月ぶりに来院されました。 この飼主さんは初診のあと、実名を出してGoogleのクチコミに完璧な持論を展開してくださった方です。それまで理解されずにス・・・

体重7kgだから

体重7kgの患者さんが、身体のかゆみを訴えて来院されました。 皮膚を調べると、ノミの糞を確認。飼主さんに伺うと、1か月前にご家族で猫カフェへ行ったとのこと。どうやら飼主さんを介してノミが自宅に持ち込まれ、愛兎に感染した可・・・

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