勉強せずして飼うべからず
イヌ・ネコと違って、ウサギはペットとしての歴史は非常に浅く、家畜としての歴史が長い特異な生きものです。
家畜の特性とは、飼養効率が良く、早く成長し商品化できること。
言い換えれば、太り易くて、長生きする事を重要視しない改良が進められた生きものだということです。
ウサギの飼主さんは、この家畜としての特性に逆らって、愛兎の肥満を防止し長生きさせる飼い方をしていないといけない。
それ以外にもヒトと異なる草食動物という食性、自然に反した人工的環境での飼育法など、様々なことを事前に勉強しておかないと、正直ウサギという厄介な生きものは飼えません。
何も予習せずに幼若な個体を購入してきて、数日で食欲不振・下痢、なんとかそこは切り抜けたけど、間違った食餌が染み付いて切替不可など、飼主がウサギを病気にしたといえる状態を診療するのは辛いです。
いまは何処でも気軽に無料で情報が得られる時代なんだから、事前に勉強してからウサギは飼ってください。
※間違った知識も溢れているから注意。