ペット防災の日

今日9月7日は「ペット防災の日」です。

2011年の東日本大震災の場合、ライフラインは電気<水道<ガスの順に復旧に時間がかかっており、50%復旧に電気なら1日、水道は3日、ガスは3週間以上を要しています。

当院が診させて頂いている主要なペットのウサギが、生き延びるに必要なライフラインは電気(夏冬の場合)と水道ですから、少なくとも3日程度(名古屋市は5日を推奨)の餌と飲水を用意する必要があるでしょう。
ウサギは最低限牧草があれば、胃腸の動きを止めることなく生きていけます。
用意する飲水は、ウサギの体重1kgあたり500ml程度(150ml×3日)は最低限必要です。
また、イヌ・ネコに比べて鳴かないし、一時的ならば狭い環境でも耐えてくれるでしょうから、避難施設で迷惑をかけることも少ないと思います。

持病持ちのウサギは、服用する薬を数日分持ち出せるように準備しておく。
健常なウサギも、避難時ストレスで消化管機能が停滞するでしょうから、それに対する薬を常備しても良いと思います。

もちろん、世話をする飼主さん自身の準備も怠りなく。

環境省の動物愛護管理法に基づくペットの防災対策

名古屋市の災害時ペットの取扱いについて

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