ウサギの気持ちを電話で訊かないで

そりゃもちろんストレスの大まかな原因として、診療中にいくつか例を挙げて説明することはある。

・飼育環境が変わった。
・同居ウサギ、ヒト、他動物が加わった。
・雷、強風、花火等に怯えた。
・近所で工事が始まった。

被食者のウサギは用心深く、ケージから見える部屋の家具の配置を変えただけで、警戒して餌を食べなくなることがある。
と、昔獣医師が読む文献にあったから、これはちゃんと権威付けされた定説だけど、それでも真意は当のウサギしか知らん筈だ。

ただ、たぶんストレスが原因で調子崩したウサギに、治療することなく飼育環境や接し方を変えるだけで、改善した事例が多くあるので、それはつまり “当たり” ということだ。。。と判断している。
飼主さんも私も、ウサギの気持ちが理解できたのではない、推測しただけ。

このような推測は、診察時に当のウサギを目の前にして、その性格を飼主さんと共に観察して、自宅での状況を議論しながら進めていく。
従って、電話相談で簡単に結論が導き出されるものじゃないから、そういう類の質問は控えてほしい。

電話相談に関する基本的な私の考えは以前から何度も述べてますが、何が言いたいかというと、簡単に言えば稚拙な質問はやめてほしいということです。

何かここのところ辛口ですね。
でも怖がらず来院してくださいね。
大部分気分良く働いてますので。

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