◯◯の声
昨夜のボクシング ＷＢＡ・ＷＢＣ世界ライトフライ級統一王者 寺地拳四朗 VS カルロス・カニサレス。
強敵カニサレス相手にヒリヒリした接戦、途中4Rと8Rで採点が公表され、拳四朗サイドの僅差有利が判明、続く9、10Rを優位に進め、最後の11、12Rは相手の強打1発を警戒し、アウトボクシングに徹して勝利をものにした。
私的には、あんな神経すり減らす撃ち合いのなか冷静に判断して、最後に戦術変更できる自信と技術に感嘆しきり。
しかしネット大衆の一部からは、KOを賭けて勝負しなかったと批判を受けている。
多分、当の本人からしたら「わかってないな」の一言なんだろうな。
一々釈明するのも面倒だし、説明したところで共感が得られるような身近な競技でもない訳だから「わからん奴は観るな、語るな」が本音だろう。
ただ1人でも多くの大衆に観てもらって稼ぐのが興行だから、それを言えない葛藤がある。
昔、落語家の談志は「わかる奴だけが観ればいい」と言い切って大衆にそっぽ向いて、代わりに熱狂的な信者を作った。
ネット社会で○○の声がよく通るようになった現在、尚更談志みたいに生きたいな、この仕事でって思っている。
。。。と、好きなボクシングの試合からそこまで考えが及んだ。
とにかく◯◯は嫌いだ、黙っとれと日々吐き続け、気がつけば自分が排除されて世捨て人になるのだろう。
いいよそれで。
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