毛芽腫
過去にも紹介しましたが再び。
ウサギの皮膚腫瘍で最も多く発生する良性腫瘍。
中〜高齢ウサギに好発。
腫瘍は皮膚の下で筋肉から離れて発生し、徐々に大きくなると同時に表面に顕著に出てくるので、私的な言い方だが “機が熟した頃” に摘んで取ってしまうことが多い。
獣医療として正しい方法は、しっかり麻酔かけて剃毛・消毒して外科手術、百歩譲って腫瘍根本を結紮して脱落させることだろうが、患者の年齢・コンディション、かかる負担・ストレスを考慮、飼主さんの経済的負担を忖度(これは大きなお世話か)して、もぎって取ってしまうことが多い。