原因。。。実は分からないことが多いかも
先日、愛兎の病気の原因をせっかちに聞きたがる、早急に明確な答えを私に求めるある飼主さんが印象的だったので、ここでも述べたいと思います。
病気の原因。。。実は分からないことが多いかも。
だって想像してみてください。
ウサギはここが痛いとか不快だとか説明してくれません。
なんなら他人の私の前では、警戒して正直な姿も晒してくれません。
その上、病気になる原因は環境、餌、季節、精神的ストレスなど様々で、一つかそれ以上の原因が重なって起きている可能性もあります。
これは私に限ったことかもしれませんが、私なら日々診るなかで最も多い原因に当てはめて先ず治療してみます。
そして治らなかったら検査と考察・推理によって、より特異な原因を探っていくように仕事を進めていきます。
それでも、結果的に治療が適合して治ったかどうかは、肝心のウサギが評価してくれる訳ではないので、真相は確かめようがありません。
ひょっとしたら私があれこれ模索している最中に、ウサギが自力で復活している場合もあるかもしれません。
飼主さんに感謝されることはあっても、ウサギには絶対感謝されることはない、むしろ嫌われることの方が多い仕事です。
世間はAI全盛ですが、可能なら動物と意思疎通できるシステム発明してくれないかな。
そうなれば今より実感の伴った仕事ができます。
あっ、そうなるとウサギからの酷評だらけで、仕事無くなったりして。