知る悲しみ やっぱり男は死ぬまでロマンティックな愚か者

最近は頻繁に会えなくなったN師匠から、久々に没頭して読みたくなる一冊を頂いた。

2011年に刊行された本書、巻頭言は昨年亡くなった伊集院静、彼の推薦文を読むだけで目頭が熱くなる。
このとき伊集院氏は61歳、著者の島地氏は71歳。。。
葉巻と酒の嗜み、ロマンチックな愚か者としての生き方、人たらし術からお洒落まで、男の生き方はこの2人から学んだ。
現在55歳の己が6年後、そして16年後、本書の彼らのような生き方ができているか?。。。到底無理だわな、しかし少しでもいいから近づきたい。

就寝前に1コラム読み、そこに語られる音楽や映画、酒や葉巻を吸収してから次に進めます。
伊集院氏は本書の6、7割はつまらぬものと酷評するが、それは恥を知るが故に発した身内下げ。
本書は自分にとってバイブルだ。

新刊でもないのに本書、それもマニアを自負する私が見落としていた一冊に導いてくれたN師匠に感謝。

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