うさぎの情報満載｜さかい動物病院

何を隠そう幼年期の私を闘いの世界に目覚めさせた張本人は我が姉貴。
猪木VSアリの行を見て、ラインで連絡して盛り上がっちゃった。
プロレスもオモロいが、ボクシングも良いよ。
と言う事で、姉貴にオススメのマイチョイス2戦。

Arturo Gatti vs Micky Ward
根性の叩き合いベストワン。
ノンタイトルなのに、観客の熱狂から計3回も対戦が組まれました。
その中でもこの第1戦が最高。



Manny Pacquiao vs Ricky Hatton
トドメの一撃ベストワン。
史上２人めの6階級王座・パッキャオの一番勢いがある頃の闘い。

次郎座衛門ちゃんの飼主Nさんから、温かい感謝の手紙を頂きました。
ウサギの平均寿命を優に超える年齢まで大切に飼う事が可能だったのは、獣医師との連携が上手くいった以上に、飼主さんのウサギに対する愛情の大きさ故です。
例えは悪いかもしれませんが、その愛情は、私から見ると執念と言えるほど。
次郎座衛門ちゃんが天寿を全うできたのは、9割9分Nさんの愛で、私はほんの少しだけ応援してあげたようなものです。
Nさんばかりでなく、いつもそう思えてしまう飼主さんに限って、このような温かいメッセージを届けてくださいます。

嬉しかったり、恥ずかしかったり、恐縮したり、夜ごと飲み歩いてアホな事ばかりしている自分を恥じたり、可愛いスタッフにセクハラジョーク飛ばして反省どころか悦に入り、獣医師仲間からも一風変わった奴だと警戒され、こんなんじゃダメだ明日から真面目に生きると悔改めたり・・・様々な心境になりますが、感謝してくださった方々の気持ちを裏切るような事の無いよう、気持ちを引締めていかないといけないと思っています。

Nさん、ありがとうございました。

これは歴史的資料です。
一家に一つ必需品。

「タクシードライバー」のマーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロの最新タッグ・・・といっても今回スコセッシは製作総指揮で、監督は「レオン」のリュック・ベッソン。
アメリカ・フランス合作で英語題「The Family」仏語題「Malavita」、日本では「マラヴィータ」を選択。
マラヴィータとはイタリア語(イタリアンマフィアだから)で裏社会という意味。
内容はコメディーなので、正直唸る場面も無い。
興行収入も制作費の半分も回収できてないので、ヒットとは言えないかも。
でも・・・笑いが止まらんシーンが一つあります。
マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロで蘊蓄たれたい映画マニアなら、それだけのために観るべき一本です。

実は私、間違えてアマゾンで本作を2本購入。
N師匠に1本プレゼントしました。
N師匠! 笑えたでしょ?(笑)

ウサギの主食チモシーは乾物の状態で、ウサギが口にする最も低カロリーで消化管活動に最適な食べ物だから主食になっているのです。
正確には青刈りしたものをサイロで発酵処理したサイレージに類似した状態だと思います。

水分を含んだ青刈り状態の生チモシーは、販売するに当って、長期品質保持のためになんらかの防腐処理がされていて、それがウサギに害になる可能性があります。
また、30年以上前の学生時代の大動物勉強の記憶を思い出すと、たしか青刈り牧草は牛で硝酸塩中毒の危険性を高めた筈。だから刈取ったものはサイロに入れて発酵処理して、硝酸塩を除去したような・・・。同じ草食動物のウサギにも当てはまるかもしれません。

どちらにせよ、長年主食として定着している生でないチモシーより、生チモシーが優れている理由は見当たらないです。
だから、ヒネくれて考えて次は「主食を生チモシーにしました。何か文句ある?」って言わないでね。

・・・と先ほどの飼主さんに話したかった。

飼っているウサギの喜ぶ顔見たさにオヤツをあげる事が止められない。

オヤツって?

私見で言わせてもらえば、人参、果物、クッキー、サプリメントの類全部オヤツです。
アルファルファやエン麦だってウサギにとっては主食じゃないし、高カロリーなんだからオヤツだ。

オヤツ食べても健康上問題無いならあげていわよ。
健康上問題あるって?

オヤツ食べて太る、歯が延びる、胃腸運動が低下する、消化不良で下痢する等。

オヤツ食べて健康上の問題抱えて、ウサギを病院に連れて来る。
そのつど飼主さんと問答が始まる。
常習の飼主さんは手強い。

「オヤツ何か食べませんでした?」(刑事の取調べ口調)

「いえ、先生に言われたダメなモノはあげてません」(キッパリ)

「ほんとう?」(明らかに疑う)

「ええ、葉野菜ならいいって言われたので、それはあげたけど」(それがなにか?)

「なにを?」(おっ、何か糸口になりそうな)

「乾燥葉野菜ー!」(何が悪いのよ)

「えっ!?　葉野菜だけど乾燥は水分飛んで、濃縮されてるからダメよ」(当り前やんけ!)

「なんでよ、主食のチモシーだって乾物じゃないのよっ」(ドヤ顔)

「あっあーん!?」(口あんぐり)

昔、ボンジョビの弟分という形でシンデレラというバンドが存在していた。
ジャニス・ジョプリンとブルースLOVEのボーカリスト・トム・キーファーが率いるバンドは、数曲のヒットを生み出すが、そのイロモノなルックスとボーカル以外のメンバーの実力・個性不足から消滅・・・
しかし、去年トム・キーファーがソロで復活、久々の音源を発表した。
デビュー当時からのその独特なボーカル・スタイルを酷使し喉を破壊してしまい、日常生活の発声も困難になり、長い間音楽活動から遠ざかっていたので、復活は奇跡だったといっていい。

そんな彼が率いていたシンデレラというバンドを、行きつけのロックバー・マスターと「歳とって改めて聴くと、シブくてカッコええよなー」なんて再評価し懐かしんでいたら、なんと来月バンドとして新譜が発表されるとか!
しかし誠に残念ながら今のCDが売れない時代、輸入版のみの販売、それもマイナー扱いで製作過程・曲順一切不明、ネットで探っても情報無し・・・それでもマニアの意地だ、アマゾンで予約した。
届いたらマスターと一緒に聴きまくってやる!



ペレストロイカによるソビエト連邦崩壊過程で、初めて西側のバンドがライブしたモスクワフェスティバル89'のオープニング。
共産圏の若者に魂ぶつける気合満点のトム・キーファーの声が凄い!

朝一番、全く何の予告も無しに神戸から月兎店長がやって来た。
サプライズ狙って来る気持ちは分かるけど、接待も無しに帰してしまっては子々孫々まで「アイツは無礼なやっちゃ」と言われそうなので、今夜の予定は速攻キャンセルして、ウサギ業界の未来を語る会合となりました。

改めて画像見ると・・・ダメ人間だなー２人とも(笑)

超短時間で読めた。
北野たけしの天才ぶりより、バカっぷり満載の書。

60代半ば過ぎで相当な酒豪だとは予想外の驚き。
肝心要または肝腎要と言うけれど、肝臓・腎臓・心臓が丈夫な人間は強い。

また地元ネタとして、大須演芸場での若手時代の話は興味深かった。
殆どバカ話だけど(笑)

負けず嫌いな性格と酒に強い丈夫な身体が、天才を作り上げた!?

言葉を発して、言葉に責任を持ち、言葉で国を動かす事を生業にしている人間が発した言い訳は、醜怪で、聞いているこちらが恥ずかしくなるほどだ。

辞職して当然。
あっ、この方、辞めないんだっけ?
うそついているときに、「やじった人物は議員辞職するべき」とキッパリ言ってたのに。

ウサギの飼育法が上達して平均寿命が延びると、心配になってくるのが老後の介護生活。
勉強会でも以前より時間をかけて説明するテーマになってきました。

今朝診察した12歳のウサギ。

・普段から腰を持上げる姿勢が辛くなって、地面に尻を着けている。

・身体が固くなって下半身の毛繕いが不可能で毛玉が形成される。

によって、頑固に絡まった毛玉が肛門周囲にできていました。
放置すると排泄時に便が付着して、不衛生な状態になります。

診察ついでに取りましたが、凄い量でビックリです。

腹が破裂しそうな状態で何もする気が起きず、思考停止状態のままTVをつけた。
集団的自衛権について出演者が論議していた。
いつもの如くイラついてしてTV画面に毒突いていたのだが、視聴者からのベストアンサーなるものが紹介され、それに珍しく感銘を受け、「ああ、こんな視聴者の意見を吸上げて紹介するTV、まだまだ捨てたもんじゃないな」と感動したのも束の間、
数人の出演者が

「これ、どこかの新聞社の回し者だろ」
「知識階級が自慢してる」
「こんな難しく考える奴がおるからややこしくなるんや」と一蹴。

明らかに自分達の方が優秀だと位置付けて視聴者バカにしとるよな。
腹立った。
と同時に、自分は勉強会で同様な過ち犯さないでおこうと自戒。

今日は久しぶりのうさぎの勉強会。
前夜深酒することなく早めに寝て体調整えました。
参加してくださった方々は全て紳士淑女。
とても気持ちよく講義させて頂きました。

1時に仕事を終えて、朝から何も口にしていなかったので、横のCoCo壱でカレーをテイクアウト。
園長に家まで送ってもらい相棒と食べようとしましたが・・・
先に有り合わせのものを食べていた相棒が食べきれず、私がトンでもない量を食べるハメに。

今日は沢山の差入れ頂きました。
時系列で
Kさんから、ご主人の勤務先フィリピンの葉巻き。美味そー。
K夫妻から、去年も頂いた私の健康管理を思って、手作りスープセット。
Kさんから、牧草とドーナッツ。牧草はイナバに。
ここまで全てイニシャルK(笑)
Aさんから、凍らせて食べるフルーツゼリー。

週末診療で忙しく、丁寧にお礼を言う事ができませんでした。
皆さん、本当にありがとうございました。

N師匠オススメで、偶然自分もチェックしていた本作。
どうも師匠の口ぶりだと、最後にドンデン返し?がありそうだ。
夜、酒を抜いて、独りでじっくり鑑賞した。

やられた・・・
最後の最後で本作のジャンル自体が変わるやん。
あっ! 題名! 「SAFE HAVEN」
1.安全な場所
2.聖域
SAFETY ZONE とかSAFETY ISLANDにしないで、HAVENという単語に拘った理由ですね。

先月紹介したウサギの尿カルシウム結石の治療に有効?な商品ウロアクト。 

治療効果以前にウサギに毒性があってはいけないので、イナバに協力してもらい1ヶ月間投与しました。最初の数日は錠剤をピンセットで摘み、直接口に持っていき強制内服していましたが、この商品、どうもウサギの味覚に訴えるらしく、その後はペレットに混ぜれば自発的に食べてくれました。
ウサギが嫌がらず、自発的に食べる・・・好印象です。

そして1ヶ月経って、変わらず元気一杯なイナバを採血して、血球および生化学検査しました。
結果は全く異常無し。
販売元のZ社にも検査結果提供しました。

安全性は確認できましたので、今後は現場で飼主さんに紹介していこうと思います。

以前話題にしたウサギの新しい牧草?テフトンに対するアメリカのOXBOW社からの回答がメールで来ました。

■OXBOW回答
「CEOのJohnと獣医師のMicahとも話合いましたが、残念ながらこのテフトンについては、情報が無い状態です。我々が専門とする動物への使用に関する情報が見つかりませんでした。以前この草に関して、遺伝子組み換えなのではないか？それが原因で動物が病気になるのではないか？などの議論があった事は承知していますが、これを証明する科学的証拠は何もありません。その為、我々もこれ以上の情報がないのです。
また、この牧草はアメリカでも一般的に育てられていない為、生産者を探すことも困難でしょう。
何か新たな情報があれば、もちろんご連絡しますが、申し訳ありませんが現在はこの回答とさせていただきます。」

ということです。
当院でも引続き情報収集して報告したいと思います。

以前ブログで上田馬之助ガチンコ最強説を唱えたが、では外人レスラー最強は?となればダニー・ホッジをあげるプロレス通は多いと思う。

先日来日して、東京のＵＷＦスネークピットジャパンでトークイベントを行ったそうだ。なんと現在82歳。いまだにリンゴをその強力な握力で粉砕するパフォーマンスは健在だとか。レスリングの５６年メルボルン五輪銀メダリストで、ボクシングでもアマで無敗、プロでも成績を残した。総合格闘技が根付いた現在でも、レスリングとボクシング両方とも実績がある選手は珍しい。

全盛期の勇姿が見たくなって動画漁ったら、凄いの見つけた。
ホッジがサイン会でファンにスリーパーホールドをかけて落とした!

たぶん、このとき彼は70代後半だぞ。
怖いジジイだ。

狂犬病予防接種業務でしばらくお休みしていたうさぎの勉強会を22日(日)に開催します。

ウサギの習性に則した飼い方、接し方、扱い方を学びましょう。
堅苦しさや緊張感は一切無い会ですから、先ずは気軽に参加してみてください。

普段の診療で度々感じる「これって飼主さんが正しい飼い方してくれたら防げた病気だよなー」が、少しでも無くなってくれるように、わかり易く理論立てて印象に残る説明を心掛けます。

ある奥様がウサギを連れてきた。

「この子、旦那の顔ばかり喜んで舐め回しているけど、大丈夫でしょうか?」

「旦那様に懐いているんじゃないですか、問題無いですよ」

「いえ、旦那の汗とか舐めて、健康上問題無いか心配で」

・・・可哀想な旦那様。
一応健康診断の時期でしたので、血液検査、レントゲン検査で元気なのを確認しました。
決して旦那様の体液の健康被害が心配で調べた訳ではありません。

診療後、久しぶりにゆっくりサウナに入りました。
生き返った。

「おぼっちゃまくん」の漫画家・小林よしのり氏の7/9発売の書。
現時点で読めないので確かな事は言えないが、好戦主義への誘導書ではなく、現状の自称保守派、改憲派が都合良く靖国神社を利用する事に対する憤慨の書だと推測する。
日本の首相が靖国神社に参拝するに当って、外交に配慮して追悼という言葉を用いるが、まともな国語力で考えれば参拝＝追悼は違和感ある。
小林氏曰く大胆にも名指しで、「わしから見れば、安倍首相も、櫻井も、慎太郎も、田母神も、靖国神社に無知な左翼に過ぎない」と発言している。
言葉の詐欺的使用で玉虫色にごまかす最近の風潮に、大きな風穴開ける衝撃の１冊になりそうです。

驚き!

もともとの意味は「気持ちを相手側に曲げる」→「気持ちが相手に向く」という意味だったそうな。

それが「落ち込み」「気持ちがくじける」という現在の表現に変わった切っ掛けが、なんと女子プロレス伝説の試合だった。

ネットで当時の動画探したけど無かった。残念・・・

老齢や病気で介護が必要なとき、悩むのが飲水です。
ウサギがなかなか満足いくほど水を飲んでくれない。
本来は一日に50〜150ml/kgも水分摂取を必要とする動物です。
飲水量の低下→脱水→腎臓疾患になります。

解決法
1)飲水方法を変える
給水ボトルは頭を持上げる動作が必要で、老齢や病気のウサギには辛いです。楽に飲水できる水受けを設置します。
2)葉野菜を与える
1)で給水スタイルを変えても、警戒心が強かったり、順応性が鈍い個体は慣れるのに時間がかかり、その間脱水してしまいます。葉もの野菜を給与することで、水分摂取させましょう。
3)流動食を与える
飲水だけでなく餌の食べも悪い場合は、ウサギ用流動食を給与します。水分を含んだゲル状の餌なので、水分補給も兼ねられます。

スポイト給水は?
スポイトで1回あたり1〜2ccの水を飲ませるとすると、体重1kgのウサギで50〜100回以上飲ませないといけなくなります。作業が長時間で大変だし、ウサギは嫌がると思います。間違って肺に水が流れ込むと肺炎になるかもしれません。
できるだけ上述の1)〜3)の方法で水分摂取させるのが、安全でウサギも嫌気がささないと思います。

ブログで文句ばかり吐き出しても何の実行力もない。
だからと言って社会生活犠牲にして、どっぷり運動に浸かる事もしたくない。
でも、3年前の義援ブームの時だけ祭みたいに騒いで、直ぐにオリンピック祭に切換える偽善人間や、どうせ独りでは何もできないだろう、お偉い様がなんとかするだろうなんて他力人間にはなりたくない。
呼びかけ人である著名人の中には、信条的に左過ぎて違和感のある方もいらっしゃるが、この活動主旨に関しては、しっかり乗れる。

署名運動、あと160万弱で1000万達成だそうだ。
署名してくださる方、受付に申し出てくださいね。

土曜放送の「めちゃイケ」を録画で観た。
くだらないけど面白い事に、大人が真剣に取組んでいるところが好きだ。

現在のヒステリックなほどのクレーム過多、ネット糾弾社会で断行した先週の「めちゃ日本女子プロレス」も9年ぶりの復活。ノスタルジーに浸るだけでなく、笑いに対する気概が感じられて良かった。

しかし・・・だ。
先日の大島優子と虎の絡み。あれはいかんと思う。
AKBを卒業して、これから女優業で頑張る意気込みを見せたかったのかもしれない。
でも、相手はネコ科最強の猛獣だ。
どんなに飼いならされて、首を鎖で強固に繋がれていても、躾など不可能で、気分屋で、自由奔放な性格なのがネコであることを知っている人間が見れば、怖いなんてもんじゃない。
戯れたつもりのひと掻きやひと齧りが、痛々しいでは済まされない惨状になるぞ。

笑いの幅を広げる為の勇気ある行動は賞賛するけど、無謀な過ちは絶対にゆるされない。
くだらなくても面白いお笑い番組を牽引している自負と同時に、責任も強く感じてほしい。

休日一日かけて読書N師匠の推薦書を読んだ。

辺境探検家・高野秀行の作品2冊。
最初に読んだ「辺境中毒!」も面白いが、職業柄か本書にハマった。

腰痛に苦しむ作者が、西洋医学、東洋医学は元より、整体、鍼灸、理学療法、はたまた動物病院や心療内科まで出向いて治療法を模索する。その様はまさしく作者のライフワークである探検そのもの。
様々な診療施設先生とのファーストコンタクトの様子は、自分の職業柄とても興味深かった。

以降は私見だが・・・
腰痛に限らず「病気」というものは、年齢・性別・遺伝的要素、患者が置かれている環境、食生活、ライフサイクル、精神状態など、様々な要素が複雑に影響して症状を形成している。だから治療に対する反応も多様だ。それはヒトも動物も変わりない。だから、治療する側(医師あるいは獣医師)はどんなに見慣れて、ありふれた病気だとしても「必ず治りますよ」とは言切れないと思う。
本書では作者が名医と評判高い診療施設へ行くと、驚くべき事に、治療者は初診の時点から自信有り気にほぼ「治る」と断言される。しかしながら通い続けても症状が改善しないと、決まって「あれっ?そんな筈じゃないんだけど・・・」作者はその都度キレそうになるのに、上手い具合いに言い包められる。だからこそ名医なんじゃない?、と代わりに言ってやりたい心境だ。結果、作者は何度も期待と失望を繰返す。
セカンド・オピニオンという概念が一般化し、複数の治療意見が聞けるようになったが、最終的に何を信じて選ぶかは患者の自己責任。でも医学知識の無い患者に責任負わせるのは酷だよ、と嘆かれる・・・もっともな意見だ。

自分は日常の診療において「必ず治る」という恐ろしい台詞は絶対に吐かない。
作者も最後に悟っているが、治療に「絶対」は無いからだ。

去年、左尿管閉塞から水腎症を患い、腎臓がパンク寸前になった私。最先端ロボット手術・ダヴィンチで治療する事にしたが、保険の効かない治験に該当する手術なので、受ける私の不安は大きかった。主治医M先生は、多忙の中時間を割いて、私の病気の推測できる原因、病状、治療選択肢、手術の成功率、予想できる術後経過、私が疑問に思う事を全て詳細に説明してくれた。その上で決して「絶対」という言葉を発しなかったから、私は全面的にM先生を信頼した。

今日、あるご夫婦がウサギを連れて来られた。
病気の治療と合わせて、普段の疑問を解消したくて、主に奥様がいろいろ質問してくださった。
寡黙で厳格そうな旦那様は、腕組みしながら私の説明に鋭い視線を投げかけている。
こりゃー勢いでいい加減な事言うと切られるぞ・・・普段以上に真剣に対応した。
そして、いよいよ最後に、旦那様が重い口を開いた!

「チモチーは、どこのメーカーのを推奨しますか?」

すかさず私、

「オイチイチモチーならどれでも良いですよ」

旦那様のダンディズム崩壊・・・

炎上対策で当ブログはコメント不可にしてあるのだが、前回の「個人的意見」が好評だったらしく、直接メールで複数の感想・意見を頂いた。
皆一様に言われたのが、

一市民の、それも子供相手に糾弾記事載せるよりも、新聞はもっと叩かないといけない事あるんじゃない?

全く同感。

・有効求人倍率がバブル崩壊後の最高値に並んだ!　

・人手不足で、人材の奪い合いが起きている!

・都心部では、時給1500円でも人が集まらない!

こんなん実感しとる市民おるか?
詐欺同然の提灯記事掲載するより、正常な批判精神持ってほしいよな。

こういう意見もある。

報道を最初に聞いた時は、なんというバチ当りなガキだ、と一喝したい思いだったが、よくよく自分が少年時代の頃を思い出せば、程度の差こそあれ同類の不届きな行為はしていたような記憶がある。

そのときの対応は・・・
教師が、親が、周りの関わった大人が、血相変えて怒った。殴られもした。
その大人達の反応をみて、自分が人間として恥ずべき行為をしたと認識し、恥じを味わい、悔やみ、社会で生きていく大人に成長できたと思っている。

現場で関わった大人達、遅くとも当日夜には報告を受けた筈の親が、当人をしっかり叱りつけるだけで済まなかった事なのが残念。

まともな思考を備えた人間なら報道までされてしまったのだから、今本人が一番恥ずかしい思いをし、親が息子の将来を思って凹んでいる筈である。残念ながら今の御時世は、そこに教師が入り込む機会や気概はないだろうから、家族の愛で乗越えてほしいと思う。

本人が大人になって振返ったとき、恥ずかしい人生の汚点なんだろうな。しかし、そんなもん大人は皆持っているものだ。それを経験して、消化して、結果として恥を知る大人になれればOKなのだと思う。

恥を知らない人間を見る、見ている自分が恥ずかしい思いにさせられる、他人事なのに。
昔は散々殴られて痛い思いしたけど、恥を知る人間に育ててくれた大人達に感謝しています。

・・・ということで、自分が毎朝参拝している地元・八王子神社は?

げっ、前述の書に載ってないマイナー神社でした。
調べてみると・・・
祭神は名前の如く8人の神で、分類は前書でいう1、神話に根差した神。
古事記で以下の記載があります。

母ちゃん恋しさにグレちゃったスサノヲノミコトが母を尋ねて三千里をやる前に、姉ちゃんのアマテラスオホミカミに別れの挨拶に行くのだが、スサノヲの普段の素行の悪さを危険視したアマテラスが警戒して、スサノヲの剣と自分の勾玉を交換する。
そして剣を取上げたと同時に3つにバラして女神に変身させちゃう。
それを見たスサノヲが

「俺だってそれくらいできらー」

と勾玉を5分割して男神にする。そんでもって

「そっちは3人、こっちは5人、俺の勝ちだねー」

と喜ぶが、アマテラスは

「何言ってるの、私の勾玉から生まれたんだから、数で競うなら私の勝ちでしょ」

と切り返す云々・・・

そのときの3＋5の8神が、八王子神社の祭神でんがな。
オモロいなー。

初詣や宮参り、七五三などで神社を訪れたとき、そこに祀られる神について考える事ってあるだろうか。神様の事、知りもしないのに願掛けするなんて不届き者だよな。

本書は代表的な11神社(八幡、天神、稲荷、伊勢、出雲、春日、熊野、祇園、諏訪、白山、住吉)について、その成立ちから現在に至るまでを詳しく解説している。

日本の神々は次の3種の出自がある。

1、神話に根差した神

2、1ではない外来の神や突然出現の神

3、人が神になったもの

複雑なのは、八百万、多神教の何でもありの宗教なので、それぞれの神が習合したり分霊されたり、はたまた合併されたりして、長い歴史の中で信仰する人間の都合で、際限なく都合良く解釈されてきたこと。
ただそれは決していい加減なものでなく、その過程を勉強する事で神社に対する思いが深まる。
地元の参拝する神社の歴史を知る為の必読書です。

暑いの大嫌い。
それでも1日おきのジム通いは断行します。

先日、サッカーの本田出演のNHKプロフェッショナルを観た。
プロフェッショナルとは?

「それぞれの職業に対して真摯に接している人」

と語ったが、その「真摯」の度合が半端じゃなく凄いんだもん。
ワザと自分を窮地に追い込み、もがき苦しみレベルアップしていく。
超ド級マゾヒストが成せる業だ。

彼の100分の1で良いから、苦労しないと。

昼に行政と会議。
その後急いでジムに行き、1時間だけトレーニング。
それから帰ってシャワー浴びて、トリミングショップへレオを迎えに行き、午後の診療スタート。
その後別の会議がある。

はぁぁ・・・

Nから旅行のお土産で貰った。
これで尻拭くのは、正直気持ち悪い。

40周年記念版を聴きながら昔を懐かしみ、一番夢中になっていた頃の作品をリマスターで買った。
1982年、今から32年前、私が中学3年のときの作品。
KISSの最も低迷期に発表された隠れた名盤。
彼らの最もハード&ヘヴィな楽曲が揃っていて、実は私が一番好きな1枚でもある。
ギタリストのエース・フレーリー最後の参加作品とされているが、実際には全く関わっていない。
後任ギタリストとして、当時VAN HALENでの活動に嫌気がさしていたエドワード・ヴァン・ヘイレンが、KISSに入りたがっていたという嘘のような本当の話がライナーノーツで語られている。
良い作品なのに当時は全く売れなかったが、後にアルバムカバーデザインを差換えて再リリースするほど、彼らもこの過小評価に対する執着があった。

下はいまだにセットリストに入る本作からの1曲。
今はFIRE HOUSEじゃなくて、こっちで火吹いてます(笑)

日曜なのに午後から獣医師組合の総会に出席。
帰宅後少し休憩してから、名古屋城へジョギングへ。
外堀で蛍が見れるとの情報があったので、ウキウキしながら向かったが・・・いなかった。
残念。

夕方、S母上と娘さんが病院に顔出してくれた。
お二人とも元気そうで、それだけで嬉しくて満足で、今日一日忙しくて疲れた事、腹立った事が全て吹っ飛んだ。
なのに・・・
母上から美味しそうなカステラ、娘さんから私の好みを熟知したパイプの葉を頂いた。
もう獣医師と患者の関係ではないのに、愛情溢れる嬉しい関係が続くことに感謝します。

母上様、Sさん、本当にありがとうございました。
必ずまた遊びに来てくださいね。

KISSの40周年記念CDを聴いた。
リマスターによる音質向上に満足なのはもちろんだが、中でもGOD OF THUNDER のデモバージョンに感動。過去、ボックスセットに収録されとったらしいが知らんかった。

アマゾンのレビューを拝見すれば、わざわざ最近になって別バージョンを録ったんかい?的な解釈しとる人物がいたが、たぶんこの方、若いんでしょーな。

この曲、元々ポール・スタンレーの作った曲なので、1976年当時のある意味オリジナルなのだ。
結果としてジーン・シモンズに歌わせた事が正解な曲だけど、このデモバージョンが聴けたのは幸せ。

とうとうハリウッド版ゴジラの登場!
1998年度版のハリウッドゴジラは無かった事になっている。
あれはただの巨大なイグアナ(笑)

今朝の新聞にデカデカと広告されていた。

「全世界興収No.1」

ちょっと誇大広告でないかい?
調べてみると、制作費160億円!
更に、上映たった3日で興行収入200億円!
早くも続編決定!
今後の状況を冷静に測ってみても、広告に偽り無しです。

本作はゴジラマニアの監督が、東宝の詳細なアドバイスを元に製作した力作。
ゴジラに畏敬の念を抱かせる、日本人の宗教感覚を理解させる作風は、我々ゴジラ世代を納得させるだろう。

また、ハリウッド史上初めて広島・長崎原爆を反省した内容になっているらしい。
ウルヴァリンの怒りと落胆はこれで帳消し?!

宣伝映像は日本版よりハリウッド版の方が圧倒的に良い。
映画館で3Dで観たい。

N師匠の推薦図書。
現在の新日本プロレスがアントニオ猪木のストロングスタイルを捨て、全く異なる団体として再生したのは彼の業績によるところが大きいと理解できる1冊。

総合格闘技全盛時代、猪木ではなく藤波辰爾スタイルを継承し、マニアを唸らすよりも新規ファン開拓に目を向けた。
トンパチ、ガチンコ、遺恨試合が行き着く危険な世界を否定し、それ以外に観客を感動させる方法を模索した。
それは老若男女に受入れられる、私的な表現で言えば「健全で清潔感漂うプロレス」のような感じがした。
昭和プロレスがPG12かR15＋指定なら、今の新日はG指定ですな。
新規ユーザー、ライトユーザーの入れ替わりこそが業界を維持・発展させていくとし、「マニアは業界をつぶす」という意識を現オーナーと共有した。

しかし、マニア不在の世界に「真の熱狂・興奮」は生まれるのだろうか?
昔のように会場で客同士が本気で喧嘩するような、不甲斐ない試合には暴動が生じるような世界が、今の新日にあるのだろうか?

愛人に刺されて一皮剥けた、と単純に終わらせられず、いろいろ考えさせられる１冊でした。

半袖では寒くなりそうです。
温度と湿度変化の激しいこの時期、ウサギ飼育管理ももちろんですが、飼主さんの体調管理も気をつけてくださいね。

暑くてバテているのではありません。
台所用の水切カゴ。
網下にペットシーツ、上に牧草テンコ盛り。
食場兼、トイレ兼、寝床。

寝ながら食べてます。

たまにはホラーも良いかと思ってチョイス。
しかしながら、ただグロいだけのは嫌で、悲哀が感じられないといけない。
その点でこの作品は合格。

監督アンディ、脚本バーバラのムスキエティ兄妹の4分足らずの短編映画を劇場用にスケールアップした作品。
埋もれそうな超低予算作品から才能を見出して、メジャー級に引上げるハリウッド映画界の懐の深さが凄い。

去年の7月、飼育本やネット上の記載と実際の飼育温度に差があると感じて、当院の患者さんからデータ収集しました。
記載後も収集続け、およそデータ数50まで集めましたが、実態は変わりませんでした。
プラス湿度との関係も考慮しないといけないと思いますが、やはり従来言われている飼育温度より高めの設定でも良さそうな気がします。

ちなみに私はここ数日、エアコン27℃快適安眠設定で眠りは安定しているのですが、人工的な涼しさに適応できなくて、日中身体が怠いです。
大変過ごし辛い夏になりそうですね。

暑さに完全にやられました。
一日中身体が怠くて力入らん。
ヒトは環境の変化に慣れるのに3〜4週間はかかる。
だから今月一杯は気をつけないと体調崩すかも。
ウサギも同様だと思うので、要注意ですよ。

でも、夜になったらジムに行くぜ!

イタリアのIさんからメールで教えてもらった。

ウサギのプールでのリハビリ画像!

獣医学的に正しい行いなのかどうかは疑問だけど、ウサギの医療もここまでやれちゃうのが凄い。

注目のライアン・ゴズリング主演の2004年作品。
たまにはこんな単純おとぎ話で心を浄化したい。
これがまるまる真実なんて絶対あり得んけど、何割かは大切に持っていたい気持ちですな。

こんだけ暑いとビアガーデンでカキーンと冷えたビールは良いですね。
その後、カラオケで熱唱して気分爽快。
BARで甘えたい放題管巻いて・・・
帰宅後、酔い覚ましに冷たいシャワー浴びて・・・
それでも撃沈即寝して・・・
朝起きたら、財布落とした事に気付くって・・・大丈夫か?(笑)