飛沫感染ってどれくらい?

1980年代に大流行したHIV(エイズ)は血液を介して感染するウイルスで、唾液を介して感染させるためにはバケツ何杯分もの唾液を飲む必要がある。。。オェっ!
日常的な接触では感染する心配がないので、マジック・ジョンソンも1992年のバルセロナオリンピックに、バスケット・ドリームチームの一員として参加できた。

対して新型コロナウイルス感染症。
インフルエンザ様の呼吸器感染症で、TVでやたらと飛沫感染を話題に持ち出されたので、結果どこもかしこもマスクだらけになった。
この飛沫とは、会話や咳やくしゃみをするとき口から飛び散る水しぶきをいうのだが、では一体どれくらいの水しぶきを浴びるとor吸うとor飲み込むと感染成立するのか?
HIVのバケツ何杯のようにイメージしやすい説明を、TVでは誰も教えてくれない、あれだけ権威ある専門家が出演しているのに。

宮沢孝幸は京都大学ウイルス・再生医化学研究所 ウイルス共進化分野准教授で獣医学博士。
コロナ恐怖論を煽る専門家だけを重宝するTVで、論戦中にブチギレたところを都合よく放送され異端児扱いされてしまったが、本当は彼こそが正真正銘の “専門家” だ。
医者世界の感染症専門家は患者・感染症を治す専門家であり、ウイルスの出所や感染場所を突き止め、感染を止めるのは獣医世界の専門家だから。

宮沢氏曰く、ヒトの場合、最低でも1万個くらいのコロナウイルスが口に入らないと感染しないらしい。
感染者が最もウイルスを出す状況の発症前後で、口の中に1mlあたり100万個のウイルスが存在しており、そのうち1万個が他人の口に入ると感染が起きる。

すなわち10μl、およそ半滴分くらいの唾液を飲み込むと感染するらしい。

もちろんPCR陽性無症状者はこれに当てはまらず、それに関してはアメリカのフロリダ大やワシントン大で家庭内感染率を調べた研究が昨年12月に発表され、無症状者が他の家族に感染させた確率は僅か0.7%だったという結果があり、宮沢氏は「たぶん、この0.7%は夫婦間のディープキスだと思う」という笑えるけど結構あり得る推測をされている。

いつまでも未知と恐れなくても、本当の専門家の意見を伺えば理解し対策とれるものなのだ。
但しTVからは無理、書籍から収集しないといけない。

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