眠れる美女たち

本書はモダンホラーの巨匠スティーヴン・キングと、彼の次男オーウェンとの合作。

現代「Sleeping Beauties」だから直訳邦題、上下900ページに及ぶ長編小説。
もう毎晩一気読みしたい欲求と、老眼による身体限界との葛藤、登場人物も多いので何度も読み返す記憶力の低下とも戦い、不覚にも “眠れるジジイ” 状態、なんとか1週間ほどで読破しました。

本国では2018年に上梓された本書だが、ジャンルが疫病パンデミックものという、意図せずコロナ禍にバッチリな内容となり、それも感染するのが女性のみ、男しかいない世界でどう謎を究明・解決していくか。

単純にホラーというわけでなく、そこはキングらしく、女だけ、男だけの世界で、女性憎悪・男性憎悪をどう克服するかというテーマもあり、それを当時70歳の親父と40歳の息子で共同執筆するのが凄い。
わしゃ、成長した息子と、そんなデリケートなテーマで会話できないわ。

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