新型コロナ 7つの謎

去年に続いて今年もコロナ関連書籍を読んでいる。

著者は免疫学の専門家。
一般向けには詳細過ぎるほど専門分野からの視点で説明が続くが、章によって言われている事が相反している箇所があり、無知な私のせいなのかと何度も読み返したが納得できなかった(獲得免疫が立ち上がる・立ち上がらないの件)。

都市の下水調査で、イタリアには2019年12月にコロナが侵入したと考えられているが、中国人にとってイタリアと同等の人気旅行スポット日本で、且つ、昨年の春節に大量の中国人観光客が制限なく押し寄せた日本で、同様の下水調査で4月という結果(横浜市衛生研究所)は信じられないくらい驚きだ。
著者は自然免疫主役説を否定する論説で、これをもって日本はこの時期までウイルス曝露が少なかったと言及するが、逆にウイルスは進入拡大していたけど、多くのヒト(日本人)の生体に侵入(感染)する前に、自然免疫で排除されたから下水中に検出されないのでは? と天の邪鬼な疑問が湧く。
それとも生活様式が清潔過ぎてウイルスが定着し難い?

読めば読むほど疑問が浮かぶ書でした。
私のリテラシー不足か?

1つ星 (2 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ