エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ

そのクラプトンの映画が来月上映される。

長引くコロナ禍で、彼は2021年のツアーを全てキャンセルしなければならなくなった。
この状況でアーティストは何ができるのか?
” アーティストは演奏しつづけることだ ” と考えた彼は、イギリスの田舎町に旧知のメンバーを呼び寄せ、無観客でのアコースティック・ライブを決行した。

「僕がしたいのは、ロウソクの火を燃やし続けるように、演奏し続けることなんだ」

本作の撮影時期が今年の2月だから、たぶん彼がワクチンを受ける前の映像だろう。
不謹慎な妄想だが、ワクチン接種後副反応で苦しみ、両手が使えなくなり、アーティスト人生が絶たれる恐怖から復活しての本作だったら、より感動が増しただろう。

しかしながらワクチン接種に関係なく、彼が現在のグローバルなコロナ対策に、当初から反対していたのが理解できる作品だ。
世界的に見て甚大な被害が出た国の人物でも、それも感染重症化高リスクの老人(76歳)でも、このような考えに至るという事実を、 “さざ波” の国で生きる畜群は直視できないだろうと個人的には思う。

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