もっと言ってはいけない

衝撃の前作から3年、再びショッキングな一冊が発行された。
前回と同様、N師匠からの課題図書。

本作はヒトの知能遺伝がテーマで、行動遺伝学を主に社会科学、脳科学、分子遺伝学、経済学、心理学、文化人類学や解剖学までもの文献を元に、著者が感情論に流されず、客観的な説得力ある推論を述べ、現代日本人の遺伝的特徴の説明を試みている。

著者は、日本人は「ひ弱なラン」として生きる場を選択せよと言うが、そのランに対する風当たりは、即ち本文中に何度も語られる淘汰圧なんだから、これからも未来に向けて日本人の特性は変化していくのでしょう。

前作同様物議を醸すだろうが、今回はテーマが一本に絞られているところが良かった。

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ