ウサギを抱き上げる
「ウサギを静止させる」で目隠しをした手の指でウサギの耳を挟みこみ、持ち上げるときに外れないように準備します。
ウサギの腰に当てた手ですくい取るようにウサギを持ち上げます。このとき、頭部を保定している方の手で持ち上げようとしないでください、ウサギの頸椎を痛めます。
ウサギの身体は腰を保定した側の腕全体で包まれ、顔面は肘にすっぽりはまり、まるで穴蔵に隠れているようで、ウサギは精神的に落着くでしょう。このとき、逃がさないようにするあまり、腕に力を入れないようにしましょう。圧力をかけるとウサギは怖がります。
ウサギの身体の緊張度合、呼吸、鼓動を探知し、ウサギの気持ちを察する事ができます。
また、飼主さんの鼓動や腕の緊張から、ウサギも飼主さんの精神状態を察知しますから、緊張しながら怖々やると見透かされて暴れるかもしれません。
飼主さんとウサギの気持ちが通じ合えば、片手でも長時間大人しくしてくれます。
次に下の画像、
教科書的にはこの抱き方も○ですが、ウサギの視界が開けているので、何かの拍子に逃げようとします。飼主さんの胸元から落ちれば骨折必至、ある意味危険な抱き方だと個人的には思います。