ウサギの斜頚
ウサギの神経疾患で代表的な病気は斜頚でしょう。
もう随分も前に酪農大の福井先生、神奈川の吉本先生からお呼びがかかり、エンセファリトゾーン研究会なんて勉強会立ち上げたことがありました。
獣医師としては劣等なことを十分自覚している自分ですから、後にも先にもグループで勉強なんて初めてで、もうほとんど優秀な先生方の金魚の糞状態で、おいしい知識や発見をただ頂くだけで申し訳ない思いでした。
ウサギの斜頚の治療法は、そのとき得た知識・方法論が主体になっています。
今では、ある程度の数の患者さんを診させて頂いたことで、斜頚症状といっても原因・症状は様々であることが推測でき、ウサギの年齢や基礎疾患も考慮し、治療法もその都度変えるようになりました。
治療して治る子もいれば、幾分後遺症が残る子、残念ながら好転せず障害が続く子がいて、これからも研究が必要な病気といえます。
実際に病気になったときの対応法は、過去に書きましたので関連記事を参照してください。