4日雑感

年末年始、やたら御袋が夢に出てきた。

もう亡くなって10年以上経つのに、なんかあったかね?
親不孝で負担を強いてばかりで、乳癌から全身転移の末期を医療施設で過ごした最期の期間。
今思えば自分の仕事なんぞ暫く休んで、ずっと母親に寄り添ってあげるべきだった。
自営業なのに何故にそうできなかったのだろう? という後悔の念が、時折夢に登場させるのかと思う。

行きつけの飲み屋店主の母上が危篤で、彼が地元に帰られたのを一昨日知った。
しかし可哀想、いや残酷かな、コロナ禍の病院は、息子といえど県外からの人間を院内に入れてくれなかったそうだ。
面会する他の家族とも接触できず、病院以外にも余所者が入れる店は限られていたそうだ。
不謹慎な話だけど、母上がそのままもし、ってなったら彼は一目会うことも許されないまま、永遠の別れになるんだろうかね?

一切制限の無かった私でも少なからず悔いが残り、いまだに夢に出てくるものなのに、彼にとったら余りに悲しい、悔しい、怒れる話だと思う。
世の中狂ってるね。

年末年始、狂った世の中記憶に焼きつけようと、方々出歩いてあっという間でしたが、明日から当院平常診療再開します。
加えて、午後の休診時間は動物看護学院の授業もあり、新年からフルスロットルです。

級友からの年賀状には、歳を実感したので今年から週休2日にします、なんて報告があって、わっ、良さそ、ワシも! なんて一瞬思いましたが、そうも言ってられない一年になるんですかね。
世の中まともになるなら、苦労はいくらでもしますけど。

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