100年間牛耳ってきた国だから

NHKでフランケンシュタインの誘惑「ノーベル賞 爆薬王の遺言」を観たからか。
殺人兵器発明・大量生産して散々儲けた末、死ぬ間際になって懺悔の念で設立した賞を、有り難く受ける感覚ってどうよ?
なかには辞退する人間いないの?
そういえばボブ・ディランは、文学賞受賞発表後2週間だんまり決め込んだけど、結局貰って喜んでたもんな。

今年は物理学部門で真鍋淑郎が受賞したけど、この方現在はアメリカ人なのに、日本人として讃えるのはどうよ?
会見で日本の研究環境貶していたぞ。

そんなノーベル賞を生んだ国のスウェーデン。
コロナ禍で世界中から非難されても己の信じる感染対策を貫いて、結果としてロックダウンしなくても国民生活を守れた。

自国(日本)の情けなさと対照的な、その強靱な胆力の源を知りたかったが、今読んでいる「コロナとワクチンの全貌」での井上正康の発言箇所で納得。

スウェーデンは100年間ノーベル委員会を牛耳ってきた国。
毎年受賞者を選定するのは大変な作業。
科学全体を俯瞰して見なければ、様々なジャンルの業績を比較するのは難しい。
その選定を100年やってきた国の、学問的な選別能力は他を圧倒している。

一専門分野に留まらず、全体を総合して考える能力に長けているから、間違った国策に走らず、時に非難を受けても踏ん張ることができるということだったのか!

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