007 逆襲のトリガー

今回、イアン・フレミング財団から007小説執筆の依頼を受けたのは、自身も同シリーズマニアを自負するアンソニー・ホロヴィッツ。
彼は関係資料を調べて、フレミングが生前に書いたテレビ・シリーズ用ストーリーのプロットで、未使用のもの5編を確認し、そのなかの「サーキットの殺人」を元に本作を作り上げた。

時代設定はゴールドフィンガー事件後の1957年、映画版のショーン・コネリー演じるこの頃のボンドを想像しながら読み進めました。

現代の観点からも古臭くなく、十分どころか期待以上にスリリングなスパイ作品でした。
本作の高評価を受け、財団から執筆続投オファーを受けたホロヴィッツ。
来年発行予定の次作は待ち遠しいし、プラス本作の映画化も期待したい。
映画化の際は、ダニエル・クレイグじゃダメよ本作は。

雨の日に一気に読み上げた一冊の後、ステアせずにシェィクしたウォッカ・マティーニと、特注品のモーランドの葉巻で一服しよう(笑)

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