“黄金の虎”と“爆弾小僧”と“暗闇の虎”
一読して、1981年4月〜83年8月のたった2年ちょっとの期間、ジュニアヘビーという脇役的な立場で、華麗なタイガー、トンパチのキッド、巧さのブラックが、今に至るプロレス新時代の礎を築いた事を再確認。
ただ、主役のタイガーが実はそれほど “飛んでいない” という論説は興味深く、この3者の戦いと現在のプロレスを比べて、私的に今のプロレスに興味を失った原因がより明確になった。
晩年のキッド、ブラック、そして現在に至る佐山、三者三様ながら其々に哀愁一杯の感慨深い人生だ。
プロレスラーが真に輝き、後世に影響を与える期間は実は短い。