銀の森へ

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前作の「銀の街から」に続く、映画評・エッセイ第二弾。
「街から」は2007年から2014年までの映画作品90選で、本作は更に遡って1999年から2007年までの90選。
私の大好きな作品「ミリオンダラー・ベイビー」をこう解釈するとは。

完全にネタバレになっているのだが、げんなりすることは全くない。
それよりも鑑賞した人間が心に共有する想いを、沢木氏の言葉によって確認するために読む。

結果私は映画に、意外性からくる驚き、ではなく、分かりやすさからくる安堵感を求めていることが判明。
突っ込んで言えば、住む環境や境遇、宗教が違えど、人間の基本倫理は共通なんだ、そうあってほしい、という願望を満たす手段だったのかも。

それを悟らせた本書、恐るべし。

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