運び屋

37作目

2018年アメリカ製作のヒューマンドラマ。
クリント・イーストウッド監督・主演作としては「ミリオンダラー・ベイビー」(2004)「グラン・トリノ」(2008)以来、10年ぶりの作品となる。

彼好みのジャズサントラをバックに、男の生き様の変わり様を描く、典型的イーストウッド映画だ。
娘役を本当の娘アリソン・イーストウッドが演じ、イーストウッドは過去の出演作品で来た衣装を様々なシーンで再び着用し、マニアを喜ばせてくれる。
ブラッドリー・クーパーやアンディ・ガルシアとの共演は、新旧カッコいいオヤジ俳優の絡みとして興味深い。

ミリオンダラーもグラン・トリノもラストはほろ苦い感じだったが、あれから10年、御歳89歳のジイさんに人生の業をまともに背負わせるのは酷か、本作では捉えようによってはハッピーエンドといえる感じ。

主演作どころか、スクリーンであと何回会えるのか。
不謹慎ながら有難い思いで鑑賞させて頂きました。

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