退き際

先日プロレスラーを引退した長州力
2度目(1度目は1998年)の引退だったが、奥様をリングに上げて抱擁し、観客に向かって満面の笑みで挨拶する姿は、戦うレスラーの姿が完全に消え去っていたので、さすがにもう復帰することはない、正真正銘の引退だろう。

引退の理由は「リングに上がるのが怖くなった」
原因の一つが、老いで視力が悪くなった。
各団体大きさの違うリング、視力が悪くなったことで、ロープワークの歩数が合わなくなったし、際でロープを掴めなくなったそうだ。
また「リング上のテンションと自分の身体がギクシャクする。そのときが一番悔しい」とも発言されていた。

では自分はどうか?
老眼で視力は悪くなったが、まだ細かい診療処置に支障はない。
手術など、緊張感を伴う時間を過ごす心身も維持できている。
もちろんウサギを診るのが怖いこともない。

しかし将来、暴れるウサギをコントロールできなくなったり、当たり前の処置が上手くいかなくなったりしたら、いや、そうなって患者さんに迷惑かける前に、退き際を決断するべきと思う。

まだまだ先の話か
いや、そう遠くない未来か

なんて、大袈裟だけど考えちゃったりする。
歳とったな〜

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