誰も知らない達人術

「グラップラー刃牙」の主人公・範馬刃牙のモデルであり、90年代から2000年初頭のシュートボクシング、K-1、リングスで活躍したさすらいの格闘家・平直行の自伝的格闘技指南書。

やはりK-1のチームアンディ時代の様々なエピソードが興味深い。
青い目の侍・アンディ・フグはストイックなだけでなく、理論に基づいたトレーニングによってK-1王者に辿り着いた。
K-1参戦当時、衝撃的な敗北を喫する度にTV解説席のTプロデューサーが、やたらアンディには向いてないとか、撤退した方が良いと連呼していたが、本書を読めば、その渦中にあっても勝てる先を見てトレーニングしていたことがわかる。

現在格闘家を引退、柳生心眼流を修め、独自の身体理論を確立した著者による「横隔膜を強化する呼吸法」が最終章に紹介されている。
夜のウォーキング・ジョギングでも可能なトレーニング法なので、今夜から実践します。

1つ星 (2 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ