誰も書けなかった「笑芸論」

51byoeziuoL

ハガキ職人までは目指さなかったものの、毎週木曜深夜の「たけしのオールナイトニッポン」に青春を捧げた身として、たけしの相棒役だった高田文夫は大好き。

人生は 五分の真面目に 二分侠気(男気)
残り三分は 茶目(ユーモア)に暮らせよ

が好きな言葉だそうで、本人は茶目っ気七分で生きてきたと言うだけあり、3年前に心肺停止で死線を彷徨った際、寝たきりの病室で自分のことを、林家ペースメーカー、古今亭シンショー者とボケる話は本当にカッコイイ。
男は粋がってなんぼだと常思う私にとって、見習いたい姿勢である。

立川談志、景山民夫、森繁久彌、渥美清、三波伸介、もちろんビートたけしと興味深い親交エピソードのてんこ盛り。
去年亡くなった芸人春一番に「猪木あってのものまね」
マラソンで心肺停止した松村邦洋には「命あってのものまね」を贈ったセンス。
笑芸エピソードを楽しみながら、実は文夫トークに首ったけな一冊でした。

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ