被災者の借金

今朝の新聞に、7年前の東日本大震災の被災者に貸し付けた震災援護金が、現時点で4億円滞納されていると掲載されていた。

1973年に成立した法律に基づいて、被災世帯に最大350万円を貸し付け、返済完了期限を13年としているらしい。
住む家や仕事、なかには家族まで失った方々が、その程度の資金援助で生活を立て直し、更にその借金を返済するだけの利益を上げることが可能だろうか?
もしそのとき働き盛りでなく高齢だったら?
自分が被災したときを想定すると、なかなか前向きな想像ができない。

大震災からたった2年、復興支援を脇において、五輪誘致を優先した我々。
過去のブログで、東北を置き去りにした五輪開催には反対と私的に言ったが、それは非力なオッさんのぼやきにしかなっておらず、世情に流されたのだから敢えて「我々」という。
あっ、これもぼやきか。

当初開催予算が7000億ちょっとだったのが、たった2年で2兆円になりマスコミも騒いだ。
それが現在では3兆円まで膨れ上がっているのに、慣れてしまって大して関心がない。

こんな丼勘定なら

いっそのこと被災者の借金チャラにしてやれよ!

と思う私はおかしいか?

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ