病床逼迫って

朝TVつけたら、コロナで病床逼迫と報道していた。

第1波のパニックを経験してから半年近く経過して、対策を講じてなかったのか、時間がないのか、できないのか、とにかく対応できていない。

実は、日本は人口1千人あたりの病床数が世界一だ。

人口1000人に対して13.7床が完備されており、偏差値90.3のAより上のSランク評価、これ以上ない高評価だ。
では、何故医療崩壊が叫ばれているかといえば、新型コロナの重症患者を現状の感染症分類に沿って隔離治療する施設と医療者が足りないからだ。 
対して、その他大勢の一般病院では病床稼働率は下がり赤字経営だという。

インフルエンザなら流行期に国民の10人に1人が感染していた。
PCR検査をすれば、少なくとも1日に3万人の陽性者が出るレベルだ。
また、関連年間死亡者は1万人で、現在のコロナ感染実態と比べれば圧倒的多なのに、国民生活は平時通りだったし、当時医療現場の逼迫など一切報道されなかった。

原因は新型コロナが指定感染症だからだ。

考えられる対策は2つ。
一つは、指定感染症から外すか5類に下げれば、一般病院でも風邪症状として診療でき、世界一の病床数を有効に利用、重症患者の救命率を更に上げ、多くの病院経営が救われる。
もう一つは、指定感染症治療に特化した設備とそこに携わる医療者を、今以上に増やすこと。
現在までに対策が講じられないのは、たぶん後者が現実に不可能だからなのでしょう。

病床数世界一というスペックを有効利用できず、経営不振に喘ぐ病院って。。。
悪い冗談にも程がある。

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