猪木力: 不滅の闘魂

最近一気に老け込んで、健康状態の悪化が危惧されるアントニオ猪木が、自叙伝的書を出したので無条件で読む。

なかでも興味深いのは、現役時代に戦ったレスラーを簡潔に本音で評価していく第4章。
加えて続く5章を丸々前田日明との対談に当てているところから、彼こそが実は猪木の正統な後継者であったこと、何を持ってそれに適ったのかがわかる。

つくづく前田が、後の新日本プロレスの現場を任される立場になっていたら? と想像すると残念でならないが、プロレスから総合格闘技の流れを確立した業績によって、猪木流「ざまあみろ」は完成されたといっていい。

心配される健康状態は、本書で正直に述べられている通り深刻であるが、氏が現在追い求めている夢の実現は大きな戦いであるから、まだまだ頑張ってくれるに違いない。

まさに不滅の闘魂。

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