牙: アフリカゾウの「密猟組織」を追って

行きつけの書店で偶然目にし、序章にケニアで奮闘している獣医師・滝田明日香先生の活動がレポートされていたので購入。

アフリカゾウの密猟、象牙の闇取引の実態と、地元で発生するテロとの関係性をリポートした本書。
クライマックスはワシントン条約締約国会議での、象牙消費国日本と中国の姿勢の違い。
日本政府のインテリジェンス(情報)の無さが非常に悔しい。

最後まで真相究明に至らなかった箇所は非常に残念だが、1人でも多くの日本人に本書の内容を知ってもらい、国内における象牙の需要を断ち切る切っ掛けになれば、本書の役割は十分果たしたと思う。

緊張感がゾクゾク伝わるレポートでした。

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