父・横山やすし伝説

破天荒漫才師・横山やすしの死後22年、息子一八(も破天荒)が初めて語る父・やすし伝説。

他の評伝で既に語られていた、本当は酒に弱く、乱暴者でもなく、必死に芸人「横山やすし」を演じていた木村雄二の一面は本書にも語られている。

が、やはり伝説の漫才師とその息子の逸話は凄い。

一般常識では測れない型破りな生活を送りながら、家族愛は一般家庭以上の愛を感じるエピソードの数々、面白くて気持ちよくて一気に読破した。

本書には親子各々がマスコミを賑わせた事件の真相も、一八氏が初めて明かしており、それには父と息子以外、家族も知らなかった話が含まれており、そういう意味では既存の評伝以上に価値がある一冊だ。

読破後、深夜なのに我慢できず「やすきよ漫才」を鑑賞。

今の世情ならいろいろうるさく言われそうだが、昔は茶の間で家族で観て大笑いだった。

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